「カッコベー」の話

先日いつものお方からお借りしてきた松のPREPRODUCTIONCDなる物をガン聴きしてみました。

印象としては

Drive>>Blind fish>>>>>桜を待つ丘で

って感じ。
ちなみにDriveと言う曲。俺はとっても苦手だったんだけど今回でだいぶ払拭できた。
どーも当初からCDにしろライブにしろ曲に言葉が乗っかってない感じがして曲に集中できなくて（解り難いなぁ

それが今回のリテイクでは曲に言葉がしっかり乗っかって来ててすんなり聴けた。
彼の歌唱力がだいぶ付いてきたって事なのか？（ナニサマダオマエ！

桜を待つ丘では別に何が悪いとか言うんではないんだけど大好きなだけになんか素敵なリアレンジを勝手に期待してたもんで…。
後、今回は打ち込み？
耳腐ってる俺が言うのもなんだけどなんか音が乾いてる感じも気になりました（アバウト


そして今回の新曲Blind fish。
ちらほら聞こえてくる寸評にたがわぬカッコいいベース、略してカッコベー。

詞の世界としては体の関係オトナの関係の中で芽生える本気に戸惑う女…ってトコでしょうか。
ぜひとも相手の男に教えてやりたい。
早く逃げろ！と（笑
きっとこのまま行けば面倒なことになる事、山の如し。

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とここで少々毒吐き。

全体を聴いてみて良い感じに仕上がってきてるのは解るんだけどどーも気になる事が。
「　　」1でも触れた事あるけど2005年以降いまいち曲のスケールが小さい。
かろうじて「まだ見ぬ広い世界へ」が違うくらいで。

どれもこれも誰が好きとか誰を思ってるとか…。
１曲１曲を取り上げていくと凄く良い物が多い。
PANDORAやWalkなんかは俺の中ではネ申的仕上がり。

でもそればっかりじゃぁ退屈になる。

どれもこれもコップの中の嵐を歌ってるようになってきてないか？

俺は松ヶ下宏之の最大の魅力とは清濁併せ持った曲作りだと思う。
甘いラブソングや切ないバラードももちろん素晴らしいけど、てんこもりで持ってこられたってすぐ腹一杯になってしまう。

でも松の曲は時にフレンチのお上品なサラダな曲もあれば漁師がその場で素焼きにしたような大胆な曲もある。
そこが元相方さんとの最大の違い。
あっちの世界は清らか過ぎて俺には居心地悪かった。

別に毒を吐けとかエレキでギュイギュイしてればそれで良いとか言ってる訳ではないつもり。

ただソロ転向以来見せてきた硬軟清濁織り交ぜた独特の世界観が狭まってきてないか心配なのです。

そんなCDを買いもしない男をひれ伏すような松の活躍2006年を期待いたします。


後、そんなCDを会場でしか販売しないってのもなぁ。
地方のファンにとっては松の世界に触れる数少ないチャンスなんだからオン販しない手はないと思うんだけど…・。
本格的に独立した上ではやってくれると信じておこう。